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頭のよい子が育つ家書籍

頭のよい子が育つ家 関連書籍

書籍紹介
頭のよい子が育つ家 頭のよい子が育つ家
四十万靖・渡邊朗子 著(日経BP社)

頭のよい子の家にはなぜホワイトボードがあるのか 頭のよい子の家には
なぜホワイトボードがあるのか
四十万靖 著(主婦と生活社)

頭のよい子が育つ本棚 頭のよい子が育つ本棚
四十万靖 著(学研)
著者紹介
四十万靖 四十万靖 (しじまやすし)
スペース・オブ・ファイブ株式会社 代表取締役

教えて! 四十万先生

質問1. 要するに「頭のよい子が育つ家」ってどのような家のことなのですか? 有名私立中学に合格するための間取りがあるのですか?

回答: 四十万先生頭のよい子が育つ家」といっても、ご質問のような間取りがある建物自体を指しているのでは決してありません。「頭のよい子が育つ家」とは「家」というハードとしての特徴よりも、「家族のコミュニケーションが上手にとれる家」であり、「そうした仕掛けがたくさんあるおうち」のことをいうのです。つまり、重要なのは家の構造ではなく、「住まいかた」というソフトなのです。

また同時に、私は頭のよい子を育てるためのもうひとつのキーワードとして、「コミュニケーション」という言葉をあげています。それは、「住まいかた」を決める父親と、「住まいかた」を考え工夫する母親が、その重要な鍵を握っているということでもあります。


質問2. 「頭のよい子が育つ家」に住んだのに、中学受験に失敗することはないのですか? 保証はしていただけるのですか?

回答: 四十万先生<質問1>でもお答えしたとおり、みなさまにまずお断りしておかなければならないのは「頭のよい子が育つ家」は偏差値や学力を上げるための家ではない、ということです。「頭のよい子が育つ家」とは、あくまでも親子のコミュニケーションを取りやすくすることで、本当の意味での「よい子」たちを育むための住まいなのです。

そういった住環境で育った「よい子」たちはコミュニケーション能力も高くなり、結果的に受験にも成功しているという話なのです。コミュニケーション能力を重視する近年の中学受験の傾向もそれを手伝っていると言えるでしょう。


質問3. なぜ受験に成功した事例ばかりを研究し、紹介しているのですか? 良い事例と悪い事例を比較していくべきではないのですか?

回答: 四十万先生私がもともと研究していたのは、 「古き良き日本の住文化の復興」というものです。例えるならば、ちゃぶ台を囲んで家族みんなで食事するような、昔の日本ならどこでも見られたようなコミュニケーション豊かな暮らしです。

私は「中学受験を行わせる家庭」というのが、そんな「古き良き日本の住文化」の真逆の存在であるのでは?と仮定して調査しました。その結果、調査させていただいた「中学受験を行わせる家庭」こそが、 「古き良き日本の住文化」そのものであることがわかったのです。

そういった経緯があって、その調査結果をまとめた書籍を出版する際に「頭のよい子が育つ家」というタイトルをつけることになりました。ですから、決して良い事例ばかりを選んで調査していたわけではないのです。


質問4. 過去に調査されたご家庭のお子さんたちは、その後どのように成長されているのですか? 追跡調査はされているのでしょうか?

回答: 四十万先生私が中学受験に成功したご家庭を調査し始めたのが2001年ですから、それからもう7年も経過したことになりますね。その頃に中学1年生だった子どもたちは、今では立派な大学生になっています。
(2008年9月現在)

もちろん、彼らの追跡調査は行っていますし、これからも続ける予定です。彼らの多くは「お父さん、お母さん、ありがとう」という気持ちをしっかりと表現できる大人に成長しました。世のお父さん、お母さんにとって、子どもに「ありがとう」と言ってもらえる事ほど嬉しいことはないと思います。そしてこの一言こそが、まさに「エンジョイ子育て」の真髄にほかならないと考えているのです。


質問5. 子どもにどんな本を読ませればよいのでしょうか? 四十万先生お薦めの本があれば教えてください。

回答: 四十万先生文学全集などの名作ばかりを与える必要は全くありません。まずはお子さんに「ワクワク・ドキドキ感」を持ってもらえるラインナップを意識しましょう。その意味では「マンガ」もひとつの選択肢です。もちろん、すべてのマンガがよいマンガではありませんので、親の監視もある程度は必要でしょう。ご両親が子どもの頃に読んでいたマンガをご家庭の本棚に加えてみるのもいいですね。

本棚にはご両親の本、子どもの本を全てゴチャゴチャに入れておくのがコツです。子どもにはまだ少し難しい本でも、そこに存在するだけで意味があります。いつの日かその本を自ら手にとって読み始めたお子さんを見て、成長を実感することができるでしょう。

具体的なお薦め書籍に関しては、私からはもちろんのこと、中学の先生方にも推薦していただいた55冊のリストが小著「頭のよい子が育つ本棚」(学研)の巻末に掲載されておりますので、よろしければそちらもご覧ください。


質問6. 子どもが見るテレビ番組は、親が制限した方がよいのでしょうか? 見せたくない番組を見たがったときの対応は?

回答: 四十万先生毎年「子供に見せたくない番組」というアンケート調査の結果が公表され、子育て世代にとっては聞き捨てならない話題となっていますが、「この番組は見てはダメ!」と頭ごなしに禁止してしまうのもいかがなものでしょうか。

子どもが見たいという番組には、子どもなりに見たい「理由」があります。例えば、「学校で友達の話題についていけなくなる」といった理由です。「たったそれだけの理由で・・・」とお思いかもしれませんが、子どもにとってはこれは一大事なのです。

頭ごなしに「ダメ!」といっても「なぜダメなんだろう?」と疑問や不満を持つだけですから、逆に「どうしてそんなに見たいの?」と、お子さんの真意を聞いてあげる姿勢が必要なのかもしれません。


質問7. 子どもと上手にコミュニケーションをとるにはどうすればよいのでしょうか? 何かコツなどがあれば教えてください。

回答: 四十万先生「お子さんとどんな方法を使ってコミュニケーションをとっていますか?」とたずねると、ほとんどの方が「話をする」とお答えになるのではないでしょうか?確かに「話をする」というのはコミュニケーションを図るうえで、最も有効な手段であることは間違いありません。しかし、これが大人と子どもの間のこととなると両者の「話術」に雲泥の差があるため、コミュニケーションをとっているつもりが実はコミュニケーションになっていないケースがほとんどなのです。

そこでお薦めしたいのが「書く(描く)」というコミュニケーションです。「書く(描く)」という行為は大人も子どもも対等です。子どもたちは「書く(描く)」ことで自分の気持ちをストレートに表現できます。また、書いたものは形に残りますので、お子さんの成長の記録や家族の思い出となる点も見逃せないですね。

関連書籍:
「頭のよい子の家にはなぜホワイトボードがあるのか」 (主婦と生活社)


質問8. 子育てにおける両親の役割分担はどのようにお考えですか? 普段、子どもと接する機会が少ない父親のあるべき姿とは?

回答: 四十万先生現在のわが国では共稼ぎのご家庭も多いですが、やはり家庭においてお子さんとのコミュニケーションの中心となるのはお母さんだと思います。子どもたちは家族のために働いているお母さんの姿が大好きです。子育てにはお母さんの愛情が欠かせません。子育てを自らも楽しみながら、素敵なお母さんの姿を子ども達に見せてあげてください。

一方、お父さんはどうでしょう。 「子育ては妻にまかせてあるし・・・」という方も多いのではないでしょうか。しかし、お父さんにも大切な役割があるのです。それは「親父の背中」を通して夢を与え、強さを教えることです。

両親を目標にできる子どもは誰よりも幸せです。ご両親にはお子さんの憧れ・目標として輝ける存在であって欲しいと思います。


質問9. 子どもがなかなか言うことを聞いてくれず、子育てを苦痛にすら感じるようになってしまいました。何かいい方法はないでしょうか?

回答: 四十万先生そもそも「子育て」とは、いったいなんなのでしょう?私は、「子どもとともにもう一度、夫婦が子ども時代を楽しむこと」ではないかと考えています。

エンジョイ子育て」。私が子育て世代のお母さんたちにいちばんお伝えしたいことは、実はこれなのです。21世紀のわが国においては、少子高齢化が大きな社会問題となっています。国や社会の施策などにも多くの問題点があると指摘されていますが、私は、女性が子育てを楽しむことが最大の解決方法であると感じています。心から子育てを楽しめれば、結果として子どもの学習能力にも寄与するので、どうぞ自信を持ってお子さんとの日々の暮らしを楽しんでみてください。


質問10. この研究は既に終了してしまっているのですか? それとも、その後も何らかの形で研究を続けられているのですか?

回答: 四十万先生頭のよい子が育つ家」は、子どもが小さいころの子育て・教育という切り口でまとめられていますが、人生における住まいかたのポイントとしては、さらに成長して中学・高校と進学した際の教育も重要ですし、逆に子どもたちが成人・独立していった後の両親の住まいかたも考えていかなければなりません。老後においては、住まいかたのキーワードが子どもの「子育て・教育」から自分自身の「健康」に移ってきます。

実は、このようなライフステージごとの住まいかたの研究は既に実施しており、その答えも出ています。さらに検証を重ねることでコンセプトの精度を高め、みなさまにもいずれ何らかの形でご紹介させていただきたいと思っています。
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